ゴルフ素人が2015年全米オープンを振り返る

(全米オープン公式ツイッター様より)

 

今でも全米オープンの興奮が冷めやらない。

 

果たしてアンダーパーが出るのか?と思わざるを得ない姿を見せてくれたチェンバーズ・ベイ。ロースコアとは言え、終わってみればアンダーパーが上位を占めるのだから、選手のレベルの高さに只々驚かされる。

 

今大会の優勝で四大メジャーの内、2つの大会を制したジョーダン・スピース選手。ドライバー・アプローチ・パターのどれもが高い水準に達しているのは勿論だが、何よりあのメンタルの強さが凄い。最終日の16番。あの場面でバーディーパットを沈めた瞬間、思わず叫んでしまった。それと同時に彼の優勝を確信した場面になった。21歳と言う若さで既にメジャーの勝ち方を熟知しているかのような落ち着いたラウンドが出来る。このまま残る全英・全米プロも勢いで勝てるか。勿論、そんな簡単では無いだろうが、それ位の期待をする程のポテンシャルが彼にはある。そう遠くないであろう生涯グランドスラムを達成する日が待ち遠しい。

 

どの選手も出入りが激しいのは4日間を通じて言えたことだが、個人的には2位タイにまで上げたルイ・ウーストハイゼン選手を推したい。2010年の全英オープンを圧倒的な強さで制した頃から更なる躍進を期待していたが、ここ数年は怪我等の影響でそれらしい活躍を見ることが出来なかった分、今回の結果は非常に嬉しかった。バック9の猛チャージは今大会をひっくり返すかもしれない一種の期待感を持たせてくれた。

 

同じく最終日に猛チャージを見せたローリー・マキロイ選手、色々とお疲れ様だったダスティン・ジョンソン選手を始め、語り始めると非常に長くなるが、それだけ魅力的な大会であったことは間違いない。ちなみにチェンバーズ・ベイ自体は褒めてない(ォィ 全英かと思わせる荒地の如きコースは大会を面白くしたと言いたい所だが、そこは選手を褒めるべきだと思うのでやはりお断りだ。

 

生涯グランドスラムがかかっていたフィル・ミケルソン選手は残念な結果に終わったが、長くないとは言えどまだチャンスはある。彼の人間性と攻めた時の圧倒的なゴルフは大好きだ。松山英樹選手も検討したと思う。メジャーの壁の高さを肌で感じ、現状で満足しない彼の負けん気は、彼自身をより一層強くしていくことは間違いないだろう。

 

非常に楽しめた大会だった。選手及び関係者の皆様に感謝の意を。そしてお疲れ様でした。